先日、5歳娘と家族3人で初めての潮干狩りに行ってきました。
有料のところと迷いましたが、とりあえず無料で潮干狩りができる横浜市の「海の公園」へ。
- 設備
- 混雑具合
- 持っていくといいもの
- 子どもとの過ごし方
など、当日により楽しむための情報をまとめました。
これから潮干狩りにチャレンジする方、海の公園へ遊びに行く方の参考になれば幸いです。
もくじ
横浜 無料で潮干狩りできる「海の公園」
横浜、八景島のすぐそばにある「海の公園」。
約1Kmの人口砂浜があり、ここでは無料で潮干狩りが楽しめます。
ゴールデンウィークごろから、潮干狩りスポットとして大人気の場所です。
海の公園 潮干狩りの利用法・ルール
潮干狩りは無料でできます。
みんなが毎年潮干狩りを楽しめるようにルールがあるので、しっかり守りましょう。
- 幅15cmを超える貝採り器具の使用禁止
- 2cm以下の貝は採取禁止
- 1日に採っていい量は1人あたり2Kgまで
1円硬貨の直径が約2cmです。2cmの大きさを事前に確認を。
(私はちょっと悩むサイズは全部返しました。手にマジックで2cmの線でも書いておくと選別が楽かも)
1人あたり2Kg、夫婦だと4Kg、娘を含めると6Kgって結構な量です。
多くの方はオーバーするほど取らないと思いますが、心に留めておきましょう。
アクセス
八景島のすぐそば。
シーサイドラインの「海の公園南口駅」、「海の公園柴口駅」、「八景島駅」 が最寄り駅です。
浜のどの辺りで潮干狩りをしたいかによって、降りる駅が変わりますね。
駐車場
海の公園には「磯浜駐車場」「柴口駐車場」があり、混雑時には「臨時駐車場」も利用できます。
磯浜 | 柴口 | 臨時 | |
料金 | 1時間:310円 12時間最大1,550円(12時間以上は1時間310円) | ||
営業時間 | 4:00~22:00 | 8:00~15:00 | |
駐車台数 | 362台 | 1064台 | 262台 |
一番大きいのは柴口駐車場。
利用料金は3ヶ所とも同じですが、臨時駐車場は営業時間が短いので要注意です。
潮干狩りスケジュールは潮見表でチェック
潮干狩りは初夏のレジャーというイメージがありますが、3月中旬から9月中ごろまで楽しめます。
ただし、潮の引き具合によっては潮干狩りができない日もあるので、潮見表でチェックしましょう。
海の公園 トイレや売店などの設備
海の公園には、トイレや足洗い場、有料のシャワー&更衣室、売店などがあります。
トイレ
公園内に9ヶ所の公衆トイレがあります。
砂浜のどのあたりからでも、それほど遠くないです。
ただ内部はまぁ普通の公衆トイレという感じ。
少し薄暗かったり、個室が狭かったりするところもあります。
授乳室・おむつ交換台はある?
管理センターに授乳室があり、そこにおむつ換え台もあります。
利用する場合は、管理スタッフさんに声をかけてください。
しかし、いちいち管理センターに行くのは面倒ですよね。
ポップアップテントがあると、砂浜でも授乳やおむつ換えがしやすいのでおすすめです。
足洗い場
公園内には8ヶ所の足洗い場があります。
蛇口が並んでいて、水で足などを洗えます。
場所によって蛇口の数は違いますが、八景島駅近くの足洗い場は15個ほどあったと思います。
売店
柴口駐車場そばにある管理センターには売店がありました。
飲み物や軽食、カキ氷、潮干狩りグッズなど。
管理センター2階には無料の休憩スペースもあり、食事などに使えます。
管理センターの外にも出店的なものが。おそらく夏季だけです。
準備 持っていくもの
潮干狩りで必要なのは以下のアイテムです。
- 熊手
- ザル
- バケツ
- 水着(ラッシュガード)
- 帽子
- 手袋
- マリンシューズ
- タオル
- ポップアップテント
- クーラーボックス
熊手・ザル アサリを取る道具類
干潟になっている部分なら普通の熊手だけでも大丈夫ですが、深いところで取るなら、金網付きの熊手&ザルがおすすめです。
取ったアサリを入れるバケツも忘れずに。網の袋でもOKです。
それぞれ、100均にも取り扱いがあります。ガーデニングコーナーなどを見てみてください。
海の公園では、幅15cmを超える貝採り器具の利用が禁止されていますので要注意です。
水着・ラッシュガードなど服装
完全に潮が引いた干潟や浅いところには、あまり大きなアサリがいません。
しっかりアサリを取るなら、ある程度深さのあるところのほうが量も大きさも確保できます。
そのため、濡れても大丈夫なように水着で行動するのがおすすめです。
海では水に日が反射して日焼けしやすいですし、貝殻の破片やゴミ、クラゲなどケガの危険もあります。
ラッシュガードや手袋、マリンシューズなどでしっかり対策しましょう。
休憩スペースを確保
ずっと海の中にいると疲れますし、体が冷えてしまうことも。
疲れたときに一休みできるように、休憩スペースを確保しましょう。
レジャーシートを広げるだけでもいいのですが、風などで荷物が砂だらけになりますし、日差しに照らされると休まりません。
また、海の公園はカラスが多くいて、食べ物を的確に狙ってきます。
私のおすすめは、ワンタッチで広げられるポップアップテントです。
とくにフルクローズのものにすれば、中で着替えもできますし、寒い時は風避けにもなります。
タオルを多めに用意しておくと、体を拭いたり羽織ったりできて便利です。
⇒おすすめポップアップテント:山善ワンタッチキャビンシェードフルクローズのレビュー記事
アサリを持ち帰る
アサリを持ち帰るとき、そのままだと暑さで傷んでしまうことがあります。
- クーラーボックス発泡
- スチロールの箱
など、保冷できるものを用意しましょう。
家から保冷剤を持っていくか、近くのコンビニで氷を買うかするのがいいかな。
あると便利なもの
以下、なくてもまぁなんとかなるけど、あると快適度が増すアイテム。
- コック付きウォータータンク
- ジョウロ
- 砂遊びグッズ、タモ、虫かごなど
- 絆創膏
足や体を洗えるウォータータンク・ジョウロ
海から出て砂浜を歩いてテントへ戻ると、足元は砂だらけ。
そのままではテント内に入れませんよね。
海の公園には足洗い場が8ヶ所ありますが、そこで洗っても結局テントに戻る頃には砂だらけなわけ・・・
そこでコック付きのウォータータンクです。
足洗い場で水を汲んでテント前に設置しておけば、足を流してテントに入れます。
タンクからジョウロに水を入れれば、簡易シャワーにも。
遊びグッズ
大人は「あぁここにも・・・あそこにも・・・もっと沖に行けば大きいアサリがいるかも」と夢中で数時間が経ちますが、子どもは飽きてしまうかも。
そんな時のために、遊べるものを用意しておくとお互い平和に過ごせます。
砂浜なので、小さなバケツやスコップなどの砂遊びアイテムが定番ですね。
砂浜にはアサリ以外にもヤドカリや巻貝などがいるので、透明の虫かご(プラケース)を用意しておくと捕まえて観察できます。
また、海の公園には岩場があり、干潮時には磯ガニがたくさん捕れました。
クラゲが漂っていることも多く(扱いには注意が必要ですが)観察するのも楽しいです。
絆創膏
砂浜は貝殻がたくさん落ちていて、キレイですが手足を切ってしまう可能性もあります。
また、漂流してきたゴミ類や流木などもありますし、ワカメが足にまとわりついたり滑ったりと転びやすいです。
小さな傷でも塩水がしみますから、絆創膏があると気休めになるでしょう。
2019年6月 海の公園で潮干狩りレポート
6月2日(日)に5歳児と一緒に潮干狩りしてきました。
ここではその日の混雑具合やアサリの様子などをレポートしていきます。
駐車場の混雑具合は
2日の干潮は10:22。
潮干狩りにおすすめなのは干潮の前後2時間ということで、8時すぎから12時すぎくらいが目安です。
私たちは8:20ころに柴口駐車場に入りました。
同じように続々と車が入っていましたが、まだ駐車スペースには余裕がありスムーズに駐車できました。
下調べした時は多くのブログで「海の公園の潮干狩りは駐車場が大混雑するので、早朝(朝6時とか)に行かなければならない」と書かれていましたが、それはGW時期の話のようです。
夏休みも混むかな~?
当日はくもりだったこともあってか、全体的にそれほど混雑はありませんでした。
そんなわけで駐車して砂浜へ。
場所選びは条件を考慮して
今回、場所選びは何も考えていませんでした。
管理センターの横から浜に出ると、木のそばなどすみの方はすでに埋まっていたので、海最前列に「ここでいいか~」と言う感じ。
ポップアップテントを建てて場所取り完了です。
まだ砂浜部分はかなりスペースが開いていて、自由に場所を決められる様子でした。
今回の場所のメリットとしては
- 足洗い場が近く、水を汲んだりしやすい
- 磯場が近く、磯ガニも取れる
- テント最前列で、潮干狩りしながらテントを目視できる(盗難などの警戒)
逆にデメリットは
- シャワー・更衣室が遠め(使わなかったけど)
- トイレが遠め(海近くにすると仕方がないけど)
- アサリが少ないエリアだったっぽい(全然感じなかったけど)
他の方のブログなどで、「柴口側よりも南口側のほうがアサリが取れやすい」という情報がありました。
潮の流れの関係で、そちらのエリアに偏るらしいです。
とはいえ、潮干狩り初体験の私たちにとっては十分な成果があったので、あまり気にしなくてもいいかも・・・?
「2019年は豊漁で全体的によく取れる」という情報もあります。
まぁこの辺り、あなたのご事情に合わせて場所取りしてもらえればと思います。
波打ち際より沖の方が取れる
波打ち際あたりは、漂流しているワカメ&クラゲが多くて、潮干狩りしにくかったです。
潮が引いた干潟部分も、ワカメやクラゲが残っていて、それをどかしながら掘る感じ。
それでも一応アサリは見つけられますが、貝殻が多く、活きているアサリを見つけるのは大変でした。
ある程度海に入ってしまったほうが楽に見つかります。
アサリの密度は沖に行くほど高くなり、ある一定のライン以上いくと小さな貝が少なくなる印象でした。
沖といっても、かなり遠浅なので浜から2~30m離れても大人のモモくらいの深さです。
小さな子を連れていると難しいかもしれませんが、多少は海に入ったほうが潮干狩りを楽しめるでしょう。
混雑ピークは干潮。2時間後には潮が戻る
今回、干潮は10:22。
砂浜のテント数&潮干狩り人口密度が一番高かったのは、やはりそれくらいの時刻でした。
とはいっても、事前に聞いていたイメージ(ゴールデンウィークや夏休み?)よりは、空いています。
くもりで涼しかった影響もあると思います。
周りに人はいるけど「近い!」「狭い!」という感じはなく、余裕がありました。
11:00ころになると、潮が戻ってきている感じ。
だんだんと深くなってきますし、沖から砂浜への流れを感じます。
我が家は沖のほうから少しずつ浜辺に戻りながら、最後の掘りを楽しみました。
潮が満ちてくるのと合わせてだんだん人が減っていき、12:30ころには海に入っている人はかなり少なくなります。
13:00を回ると、海にいるのは数える程度の人。テントもほとんどがなくなりました。
私たちはこの頃に撤退しましたが、足洗い場やトイレも空いていてスムーズに片付け出来たと思います。
採れたアサリ
「かなり取ったね~もう3人で6Kgいったんじゃない?」ということで引き上げたわけですが、自宅で重さを量ったら約3Kgでした。
サイズは2.5センチくらいのものがほとんどで、大きいものは3.5cmくらいでした。
全量の1/6ほどで、3人家族のおかずに十分な量です。
残りは冷凍していて、あと5回楽しめる予定。十分、というかこれ以上は冷凍庫のキャパ的にしんどいかも。
なお、身は小ぶりでしたが味がしっかりしていて美味しかったです。
自分たちで採ったと思うと、味もひとしおですね。
娘はもともと、あまり貝類を食べない(見た目に不安を感じるらしい)のですが、今回のアサリはパクパク食べていました。
磯場でカニ採りも
私たちがテントを張ったすぐそばには、磯場がありました。
大きな岩があって、干潮時には潮溜まりっぽくなっています。
ひとしきり潮干狩りを楽しんだ後に見に行ってみると、カニを捕まえている子たちがいたので、私たちもチャレンジ。
中にはナマコを捕まえている子もいたり、岩場に付いたフジツボなど貝類の観察もできました。
潮が満ちてくると小さな魚が泳いでいたり、岩場に付いたイソギンチャクが開いたり・・・潮干狩りだけでなく、いろいろな角度から自然観察&体験ができるスペースです。
調べてみると、捕まえたイソガニは食べられるらしい、しかもいっぱいいる・・・!ということで、夫が何かに目覚めてカニハンターと化し、どんどん捕まるカニたち。
そんな夫を横目に、私と娘は魚を探したり、イソギンチャクをつついたりして過ごしました。
潮干狩りのあとで八景島シーパラダイスも楽しめる
私たちが駐車していた柴口駐車場は、シーサイドラインの八景島駅に近い位置。
とくに車を止めた場所が八景島寄りだったので、だいたい歩いて5分もあれば八景島内に行けました。
橋を渡れば、すぐに八景島シーパラダイスのメリーゴーラウンドが見えてきます。
私たちは八景島シーパラダイスの年パスを持っていることもあり、ちょっと足を伸ばしていくつかアトラクションに乗りました。
疲れ&アサリさんがいるので、あまりのんびりはできませんが、かなり盛り沢山な休日に。
干潮が早い時間の場合は、午前中に潮干狩りをして、お昼ご飯以降は八景島シーパラダイス、なんて過ごし方もアリですね。
*アサリが傷まないよう、真水でゆすいでから海水に入れて保冷しておきましょう。
初めての潮干狩りにおすすめ
潮干狩りができる場所は他にもいろいろあります。
しかし海の公園の魅力は何といっても「無料!」
有料のところよりアサリが採れないのでは?と心配していましたが、3人家族には十分な量でした。
足洗い場やトイレなどの設備もしっかりあります。
- ちょっと潮干狩りしてみたい
- 子どもが小さいからガッツリじゃなくて軽くお試し
なんていうファミリーにおすすめできると感じました。
実際、赤ちゃん~幼児連れのファミリーが多かったです。
小さな子は海というわけでも楽しいですよね。
キレイな貝殻を探したり、アサリ、ヤドカリ、クラゲ、カニなどの生き物に出会ったり。
さらに潮干狩りには食育的な要素もあり、夏休みの自由研究などにも使えそうです。
初めてのパパママでもバッチリ楽しめるので、ぜひ家族で出かけてみてください!