年間パスを持つほど八景島シーパラダイスが大好きな我が家。
中でも行ったら必ずするほどお気に入りの「うみファーム」の釣りについて紹介します。
写真多めで、アジやマダイを釣ったレポート&釣果を食べた感想をまとめました。
もくじ
体験型水族館「うみファーム」
うみファームは、八景島シーパラダイスにある4つの水族館施設のうちのひとつです。
海の上に浮かぶエリアで、水槽の中に作られたのとは違う、本物の海や魚に触れて学ぶことができます。
大きく分けて2つのゾーンで構成されています。
食育ゾーン
「とって、食べる」という食育がメインです。
釣り・つかみ取りでとった魚を調理してもらい、食べられます。
- フィッシングスクエア=釣り。
- ハンティングスクエア=つかみ取り。
扱っている魚は季節によって種類が変わりますが、基本はアジ。
時々マダイも釣れます。
また、1月~春ごろまではギンザケが釣れます。
ギンザケ釣りについては、冬~春はギンザケが釣れる!八景島シーパラダイスのうみファームで詳しくレポートしています。
オーシャンラボ
- 海中が見られる「サブマリンリサーチ」
- プランクトンやくらげを観察できる「プランクトンデッキ」
- 貝や海草がついたロープを引き上げて海の生き物を観察できる「おさかなデッキ」
など、リアルな海や生き物、生態系を感じられる設備があります。
また、飼育スタッフさんの解説を聞きながらエリア内の生き物を観察する「なっとくツアー」などのプログラムも。
うみファーム フィッシングスクエアの基本情報
フィッシングスクエアは、いけすで釣りをします。
海に浮かぶ釣堀のイメージです。
マアジなどがいる小さめのいけすと、マダイがいる大型のいけすがあります。
エリアに入場してすぐの受付で利用料を支払うと、フィッシングスクエアに入れます。
フィッシングスクエア利用料金
種類 | 魚釣り | 魚とり |
---|---|---|
参加料(1名) | 620円 (貸し竿・貸しバケツ・エサ込み) | 620円 (軍手・とり網込み) |
付添入場 | 100円 (参加者1名につき1名まで) | 100円 (参加者1名につき1名まで) |
魚代 | マアジ 1尾190円 マダイ 1尾1,780円 マダイ(大) 1尾2,500円 ギンザケ1尾300円 ※上記には調理代も含みます。 | |
条件 | 4才以上 9才未満は保護者の付添いが必要です。 釣り竿の持ち込みはできません。 | 4才以上 9才未満は保護者も一緒に参加が必要です。 4才未満は参加できません。 |
釣竿1本につき付添いは1名までということで、3人家族の我が家は釣竿2本と付添い1名になります。
なるべく節約したい場合は、釣る人と付添い以外は、エリアの外から見守ることもできます。(ちょっと遠いけど)
エサは小エビで、おかわり無料です。
入り口で竿、バケツ、エサをもらったら釣りへ!
釣った魚は、バケツにビニール袋をかぶせたものに入れていくスタイルです。
いけすの中は暗いですが、目を凝らすと下のほうが見えます。
時々、小さめのアジの魚群が光りながら通り過ぎていったり、エサをつつく魚の姿が見えたり・・・
どこかから紛れ込んだのか、かなり大きい(40cm以上に見えた)魚も見えました。
こんなのが結構います。
いけすの中に入ってしまうこともあるようですが、多くは通路部分の下に隠れている感じ。
スタッフさんによるとスズキだそうです。
飛び出したアジや落ちてきたエサの小エビを食べるので大きくなるとか・・・・
足元が揺れるので要注意
うみファームは、浮橋というのかイカダというのか、海の上に浮かんだ施設です。
建物があったり、きちんと固定されたりとしっかりした造りですが、波や風、人の動きなどでそこそこ揺れます。
車酔いしやすい方は少し注意が必要かも。私は油断すると酔います。
- 入り口そばの大きな建物がある辺りは揺れが小さめです。
- 立ち止まっているよりは歩いているほうが揺れが気になりません。
- 冬は風向きの影響で揺れやすいそうです。夏のほうが穏やかとのこと。
マアジを釣ったレポ
マアジは手前の小さないけすにいます。
日によって開放しているいけすが変わります。
釣竿と釣り糸が短めなので、魚がいる深さまでエサを届けるためには、釣竿の先を水面につける勢いでいく必要があります。
そこそこの高さの柵があるので、小さい子が釣竿を持つのは大変かも。
柵は娘(身長105cmくらい)のわきの下くらいの高さなので、竿を下に向けるのが少し大変そうでした。
でも一応、糸をたらして、かかった魚を引き上げるところまで自力でできていました。
肝心の魚ですが、だいたい10~20cmほどのアジです。
釣りやすいように空腹にさせているのか、すぐにエサに食いついてきます。
(すっごくかかりにくい日もありました。)
いけすによって食いつきが違ったので、なかなか釣れないときには場所を変えてみましょう。
我が家は場所を変えてみたり、釣り人を交代したりしつつ、スムーズに10匹ゲット。
魚を入れる袋には水を入れられないので、すぐに魚は死んでしまいます・・・
夏場だと「においが気になる」という方もいるようですが、今回(くもり、28度くらい)は特に気になりませんでした。
でも、釣りが終わったらなるべく早く調理してもらいましょう。
マダイを釣ったレポート
マダイは1匹で調理代が1,780円かかります。
また、日によってはマダイを扱っていません。
そのため、マダイを釣るお客さんはあまりいないようです。(私は見たことがないです)
そんなわけで、我が家でチャレンジしてみました。
・・・夫がやりたがっただけです。
まずはスタッフさんに「マダイを釣りたいです」と言って、1匹食べることと調理代を確認されます。
それを了承したら、マダイのいけすに連れて行ってもらえます。
マダイは、マアジと違い大きな釣竿を使います。
また、引き上げるときに網を使うので、そばにスタッフさんが付き添ってくれます。
エサをつけるコツなど教えてくれるので、釣り初心者の方でも安心ですよ。
撒餌でマダイを呼び寄せてくれたりもします。
夫がチャレンジしていましたが、なかなか食いつかず・・・
2度は食いついたものの、逃げてしまいました。
そして3度目の正直で無事に釣り上げ!
全部で30分ほどかかったかと思います。
「時間がかかってしまってすみません」とスタッフさんに謝罪すると、これくらい普通ですよ~とのことでした。優しい。
60分待ったこともあるそうです。
アジは簡単に釣れますが、タイはなかなか難しかったです。
本物の海釣りだったらもっとかかるのでしょうね~・・・
スタッフさんが魚の口を掴む器具(?)を持っていて、釣り上げたマダイを持たせてもらいました。
ずっしり重かったです!
マダイを囲んで家族写真も撮ってもらい、満喫しました。
釣った魚は「からっとキッチン」で調理&食べる
一度エリアを出て、BBQレストラン「焼屋」の上(2F)にある「からっとキッチン」で釣った魚を調理してもらいます。
写真にあるとおり、ここは「からっとキッチン2」です。
うみファーム内にも「からっとキッチン」があって、おそらくそれが「1」ですが今回は稼動していませんでした。
「2」のほうが大きくてキャパがあります。
また、窓越しに調理風景が見られます。
「1」の場合は、調理した魚を近くに止まっている船の中で食べられるので、それはそれで楽しそう。
から揚げ派?塩焼き派?
メニューはから揚げと、塩焼きがあります。
アジとギンザケはどちらも出来ますが、タイは塩焼きしか選べません。
また、300円の追加料金でから揚げバーガーにしてもらえます。(今回はバーガー休止中でした。)
そのほか、オタフクソースやタルタルソース、大根おろしのソースなどのトッピングが、だいたい30円くらいで買えます。
から揚げ自体にしっかり味がついているのでトッピングはなくてもおいしいです。
でも、量が多いときにはアレンジするとよりおいしく楽しめるかな。
我が家のお気に入りはタルタルソースと大根おろしソースです。
ドリンクも販売していました。
から揚げにする様子が見られる
キッチンは窓ごしに見えるようになっていて、魚をさばくところから、から揚げ粉をつけて揚げるところまで見られます。
さっきまで生きていた魚を釣りあげ、それが死んで、さばかれて、から揚げになる・・・
この一連、頭ではわかっていることですが、実際に目の前で見るとまた感じるところがあるのではないかと思います。
タイなど塩焼きの場合は、はここで内臓やうろこを取ってもらい、1階の「焼屋」で塩焼きにします。
からっとキッチンで揚げたてを食べられる
からっとキッチンにはテーブル&いすがあり、揚げたてのから揚げを食べられます。
我が家では、おにぎりやピクルスを持っていって、軽いランチにすることが多いです。
小さい子連れのファミリーだと、パンやおにぎりを持参している方が多い印象。
マアジのから揚げ
魚の状態だと結構量があるかと思ったのですが、さばくと小さくなり、揚げるとさらに小さくなりました。
外はカリっと、中はふんわり。
小骨が気になるかと心配していましたが、カラっと揚がっているので全然大丈夫。
4歳娘もパクパク食べて、すぐになくなってしまいます。
魚が苦手、という子でも「自分で釣った魚」「目の前で調理した揚げたて」という特別感から、食が進むかもしれませんね。
釣ったマダイを塩焼きにして食べる
マダイなど、塩焼きメニューは1階のバーベキューレストラン「焼屋」で自分で焼きます。
バーベキューレポは八景島シーパラダイスの「焼屋」でシーフードバーベキューしたよ!にまとめました。
レストランの受付にマダイを持っていくと、焼きやすいように切れ目など入れてくれます。
味付けは自分たちで。
受付近くに塩コショウがあるので、それをかけてみました。
入り口を出ると炭置き場があります。
席を選んでそこのスタッフさんに声をかければ、テーブルまで七輪を持ってきてくれますよ。
マダイと、マアジ2匹も焼くことにしました。
網をしっかり温めてから魚を乗せましょう。
そうしないと、網に魚がひっつきます。
・・・そう、こんな風に。
アジは大丈夫でしたが、せっかくのマダイがボロボロになりました。
でも味はおいしかったですよ!ふっくらしてサッパリ。
塩加減が薄かったので、追加でしょうゆをちょっとたらして。
マダイ1匹をまるまる食べると、なかなかボリューミーでした。
釣りをするときはご飯の前がいいですね!
体験して学べる「うみファーム」
マアジ、マダイは八景島シーパラダイスのメイン水族館「アクアミュージアム」の水槽にもいます。
娘は、釣り&食事の後にアクアミュージアムでマダイを見つけて、「さっきの!お父さんが釣ったの!」と興奮していました。
不思議と、水槽の中の魚よりいけすで見たマダイのほうが色が鮮やかでキレイに感じました。
いけすも本物の海とは違いますが、水槽だけでなくより自然に近い姿を見られたのも、その命の重みや強さに触れられたのも、貴重な経験です。
海釣りってハードルが高そうなイメージですが、いけすとはいえ手軽に体験できるのも嬉しいですね。
お魚が好きな子、釣りが好きな子、あまりお魚を食べない子・・・それぞれに新しい発見があるでしょう!
ぜひぜひおすすめしたいです。