新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」(ハナビヨリ)に行ってきました。
【HANA・BIYORI ハナビヨリって?】
2020年3月にオープンした、よみうりランドに隣接する植物園。
プロジェクションマッピングやワークショップ、日本初の植物園内スターバックス、アクアリウムとの融合など、他にはない新感覚のエンタテインメント型のフラワーパークです。
季節のお花、おいしいカフェのひととき、美しいアクアリウム、元気いっぱいのカワウソ…
「植物園ってちょっと地味?」「退屈そう」なんてイメージを払拭する、新しい植物園!
楽しい&癒される場所になっています。
- 植物が好き
- お散歩が好き
- のんびりゆったり過ごしたい
という方におすすめです。
ここでは施設について詳しくレポートしていくので、お出かけの参考にしていただけると嬉しいです。
もくじ
園内は温室と3つのエリア
HANA・BIYORIハナビヨリは中央の温室と、3つのエリアでできています。
- 温室「HANA・BIYORI館」
- 空見の丘
- 聖なる森
- 彩りの小路
温室がHANA・BIYORIハナビヨリのメインだと思います。
お花、スタバ、カワウソ、デジタルアートショーなど、いろいろな角度からフォトジェニックで癒しで楽しいです。
空見の丘はさまざまなモニュメントのある小路を通って、都内を臨む見晴台へ。
聖なる森は、お釈迦さまの骨と髪を安置した釈迦如来殿(パゴダ)などが並ぶ、静かで神秘的な森です。
温室の周りをかこむ彩りの小路は、美しく手入れされた庭や桜並木など季節ごとの花々を楽しめるエリア。
それぞれに違った雰囲気と魅力があるので、詳しく紹介していきますね。
温室HANA・BIYORI館
HANA・BIYORI ハナビヨリの中央にある温室は、シンボルツリー「パラボラッチョ」を中心に、1年中花と緑に包まれた空間。
太陽光を取り込む明るい天井からは300鉢以上のフラワーシャンデリアが下がり、壁も季節ごとの草花が飾られています。
さらに、色とりどりの魚が泳ぐアクアリウムやカフェスペースもあり、ゆったりとした時間が流れます。
花とデジタルのアートショー プロジェクションマッピング
HANA・BIYORI館では、プロジェクションマッピングやレーザーなどを駆使した、デジタルアートショーを開催しています。
このショー、なんとマルチエンディング。
「驚き」「楽しさ」など、観客の感情によって最後の演出が変化します。
私は2パターン見ましたが、どちらもそれぞれに幻想的で、ドキドキしました。
プロジェクションマッピングだけでなく、かなりリアルな立体音響、レーザー演出、雪がふるなど、「見る」だけでなく空間全体で「体感する」ショー。
とても圧倒される、不思議な時間でした。
ショーの開催時間は、HANA・BIYORI ハナビヨリの入場ゲートや温室の出入り口に掲示されているので、ぜひチェックしてみてください。
★とくに音響は大迫力だったので、敏感な方は注意が必要かも。
★ショー空間の一部(前方の壁ぎわ)は雪が降ります。ちょっとだけど、濡れるなど要注意。
植物園のスターバックスとフォトジェニックなカフェエリア
アクアリウムより奥は、カフェスペース。
スターバックスが併設しています。
水や緑を感じる、開放的な空間です。
おしゃれだけど居心地よくホッとするような、過ごしやすい場所でした。
季節の花が咲く花壇、鯉の泳ぐ和庭園、空間を飛ぶような水槽の魚たち…と、席によって違った眺めが楽しめます。
かわいいカワウソ
HANA・BIYORI館には、カワウソがいます。
(温室内、外、どちらからも見られます)
とても人懐っこく、元気いっぱいの子たち。
仲良くじゃれあったり、気持ちよさそうに泳いだり…ガラス越しにこちらを気にしたりと、ずっと見ていても飽きません。
今回はたまたまご飯&トレーニングの時間に立ちあえました。
スタッフさんがわざわざ私の目の前(他に人がいなかったので)に来て、いろいろな仕草を見せてくれて、カワウソのかわいい姿を満喫!
温室横の運動スペースでも、トレーニング&遊びの様子が見られました。
現在(2020年11月)は、感染症対策の一環で、ふれあいやエサやりなどイベントは中止していますが、日々のトレーニングタイムは必見です。
空見の丘
空見の丘は、さまざまなモニュメントのある静かな丘。
モニュメントは「古代ペルーの石造」や戦後復興を象徴する像など、ジャンルはさまざまですが、この土地の歴史に触れられます。
「読売巨人軍」に関わるものが多い印象なので、ファンの方はお好きかな?
少し高低差があり、泉から池、小川、滝と水の流れを楽しめるのが個人的には楽しかったです。
1番奥まで行くと開けていて、都内を望めます。
お天気がよければスカイツリーも見えるみたいです。
無料の望遠鏡が設置されているので、ぜひのぞいて見てください。
聖なる森
聖なる森は、もともと「聖地公園」として公開されていたエリアです。
- 京都御所から移築されたといわれる聖門
- お釈迦さまの骨と髪を安置した釈迦如来殿(パゴダ)
- 妙見菩薩像(国宝 重要文化財)
- 聖観世音菩薩像(国宝 重要文化財)
など、由緒ある貴重なものを見学できます。
仏教に由来するものが多く、パワースポット的なエリアですね。
私が行った日はほとんど人がいなく、とても静かで厳かな雰囲気でした。
階段が多く、山の中といった感じ。
紅葉がきれいでした。
秋には彼岸花がとてもきれいなエリアだそうです。
梅の木もたくさんあったので、春先もきれいだと思います。
ただ、前述どおり階段が多いので、足の悪い方やベビーカーはご注意を。
彩りの小路
温室の周りにあるのが彩りの小路。
私が行ったときには、ワイルドなクリスマスツリーを中心にしたオシャレな花壇になっていました。
ケイトウの鮮やかな色がきれいです。
一角には和のお庭も。
温室の東側はクリスマスローズの群生地になっていて、年明け~春くらいまで楽しめると思います。
桜の木がかなりあったので、春はきれいでしょうね。
西側には蛍を育てているせせらぎがあります。2020年はコロナの影響で鑑賞会がなかったのですが、来年は見られるかな?
温室内のカフェスペースからゆっくりと眺めるもよし、あちこち歩いて花をそばで観察するもよし。
ベンチも多いので、途中で一休みもできます。
スケッチブックとペンを持って写生をするのも楽しそうだなぁと思いました。
アクセス・駐車場
HANA・BIYORIハナビヨリへのアクセス方法は大きく分けて3通り。
- 車
- 京王線
- 小田急線
です。
それぞれ詳しくご案内↓
車で行く~駐車場情報~
車の場合は、ナビに住所(〒206-8725 東京都稲城市矢野口4015-1)を入れてください。
★駐車場は、「よみうりランド」とは別なので要注意。
読売ジャイアンツ球場のすぐそばに、HANA・BIYORIハナビヨリ専用の立体駐車場があります。
駐車場の営業時間は、開園30分前~閉園30分後。
普通車 | HANA・BIYORIハナビヨリ利用で2時間無料 以降、30分300円 最大1,500円 |
大型バス マイクロバス | 1日2,500円 |
二輪車 (バイク、自転車など) | 無料 (台数に限りあり) |
HANA・BIYORIハナビヨリに入園すれば普通車2時無料。
さらに、園内のスターバックスかショップ「おみやげびより」で1,000円以上買い物をすると、1時間無料になります。
計3時間あれば十分かな。
京王線から
京王線「京王よみうりランド」が最寄り駅。
駅からは、無料シャトルか徒歩で行けます。
【無料シャトルバス】
改札を出て左手の階段をのぼり、さらに左に数メートル歩くと、シャトルバス乗り場があります。
3~5分くらいでHANA・BIYORIハナビヨリに到着です。
時刻表(PDF)
【徒歩】
改札を出て左の階段を登って出た道路(よみうりV通り)を、左手に向かって歩いていきます。
坂道をずっと登っていくと、10~15分くらいでHANA・BIYORIハナビヨリに到着です。
ゴンドラ乗り場の横から入る「巨人への道」(山道&階段)でも行けます。
駅からHANA・BIYORIハナビヨリまではずっと上り坂なので、徒歩はあまりおすすめしません。
小田急から
小田急線は「読売ランド前」が最寄り駅です。
読売ランド前からの場合は、小田急バス15分くらい+徒歩10分くらいかかります。
【小田急バス】
読売ランド前駅の南口改札を出て、左手の歩道橋を渡り、歩道橋の下の横断歩道を渡って、左に10mほど行ったところがバス停です。
交番のすぐそば。
時刻表
【徒歩】
バスを降りて右手(観覧車のほう)へ行き、白い建物(シェーキーズ&キドキド)の前で左に曲がります。駐車場のワキを通って突き当りまで行き、左へ。道路に出たら右に進み、慶友病院の横を歩いていきます。何も無い道でちょっと不安になるかもしれませんが、10分くらいでHANA・BIYORIハナビヨリが見えてくるはず。
入園料
入園料は3種類あります。
通常料金
大人 (中学生以上) | 1,200円 |
小人 (3歳~小学生) | 600円 |
3歳未満は無料です。
ナイト入園
ナイト入園は、ナイター営業のある日の16:00から入園できます。
大人 (中学生以上) | 900円 |
小学生 | 500円 |
3歳~未就学児 | 300円 |
よみうりランドから入園
よみうりランド遊園地内の連絡口から入園する場合、通常より少しお安くなります。
昼間 | |
大人 (中学生以上) | 900円 |
小人 (3歳~小学生) | 400円 |
ナイト | |
大人 (中学生以上) | 600円 |
小人 (3歳~小学生) | 300円 |
★HANA・BIYORIハナビヨリからよみうりランドへ行く場合も割引があります。
ただし、一度HANA・BIYORIハナビヨリから出てしまうと無効なので要注意。必ず連絡通路を使いましょう。
営業時間・営業日
【営業時間】
開園:10:00(夏季は9:30)
閉園:17:00(ナイター20:30)
入園受付は閉園時間の1時間前まで
★平日はときどき休園があります。
★季節・イベントによって営業時間が変動します。
お出かけ前に必ず公式サイトの営業時間ページで確認してください。
HANA・BIYORIハナビヨリ Q&A
HANA・BIYORIハナビヨリにお出かけするにあたって、気になったポイントをまとめました。
再入園はできる?
よみうりランドの遊園地は再入場ができますが、HANA・BIYORIハナビヨリは再入園できません。
食事のタイミングなど、要注意です。
食事をできる場所は?
基本的に、園内で食事できるのはスターバックスのみです。
ただ、時期によってはケータリングカーが来ていることもあります。
私が来園したときには「空見の丘」見晴台の横にお店が出ていました。
といってもホットスナック系の軽食ですね。
スタバにキッズ用メニューはある?
キッズ用のミルク・ココアを販売しています。
それぞれ、ホット・アイスが選べました。
お弁当の持込はできる?
できます。
ただし、ビン・缶・アルコール類の持込は禁止です。
園内には各所にベンチがあり、テーブルのあるところもあります。
お天気がよければ、そういうところでお弁当を食べるのもいいですね。
私は、よみうりランドの前にあるセブンイレブンでサンドイッチなど買って持ち込みました。
京王線アクセスの場合は、改札出て右手にローソンがあります。
おむつ替え・授乳スペースはある?
温室の中にベビールームがあります。
電子レンジ・ミルク用のお湯・おむつ替え用のベッドがあり、授乳もOKです。
粉ミルクや離乳食の販売はありませんが、おむつは温室内のショップ「おみやげびより」で販売しているそうです。
ベビーカーは使える?レンタルは?
HANA・BIYORIハナビヨリはベビーカーで入園できます。
しかし「聖なる森」エリアは階段が多いので、ベビーカーで進むことはできません。
奥へ行く場合は、エリア入り口に停めて抱っこでどうぞ。
「彩りの小道」「温室HANA・BIYORI館」はスロープなどあり、基本的に平なのでベビーカーで大丈夫。
「空見の丘」への道はベビーカーでも行けますが、道が細くてちょっと行きにくいかも…
ベビーカーは正面入園口でレンタル(1日500円)もできます。
園内をまわるのにはどれくらいかかる?
私は全エリアを見てまわり、カワウソを観察し、2回デジタルアートショーを観賞して、スタバで一服、外でサンドイッチも食べて、だいたい3時間でした。
しっかり満喫できたけど、もうちょっとのんびりしたかったな、という感じ。
ゆっくり観覧したりワークショップを楽しんだりすると、もう少しかかるかな。
スタバのカフェエリアで水槽や花壇を眺めていると、いつまででも居られそう。
でも、自然やお散歩があまり好きでない方は飽きちゃうかも。
子どもも楽しめる?
幼児くらいだったら1日いても飽きないかな、と思います。
温室で水槽の魚やカワウソ、池の鯉なんかを見て回ったり、花壇を眺めて1つひとつ花の名前を知ったり…
でも小学生くらいになると「それより遊園地行こうよ~!」ってなるかも?
個人差が大きいからなんとも難しいですね。
「飽きるようなら連絡通路から遊園地に行けばいいや」と思っておくのがおすすめ。
あとは、写生グッズや植物図鑑を持っていくなどすると、より楽しめそうです。
(私はグーグルレンズの機能で花の名前を調べています)
新しいフラワーパークをぜひ体験してみて
春はもちろん、夏、秋、冬の植物と、カワウソや魚たち、さまざまなアクティビティでそれぞれの楽しみを用意したHANA・BIYORIハナビヨリ。
ゆったりと心を休めて癒され、元気をもらえる場所になっています。
冬は、ナイター営業・ライトアップもしているのでぜひ遊びに行ってみてください。