今まで私はパスモを単体でバッグのうちポケットに入れていました。
でも
- バッグの中で行方不明になる
- 折ったり落としたりしそう
- 周りの人はみんなパスケースに入れているから、ハダカで出すのがちょっと恥ずかしい…
ということで、パスケースを手作りしてみることにしました。
以前にスマホケースを作ったときと同じく、フランスの伝統手芸「カルトナージュ」風。
基本の素材は牛乳パックと布(ハギレで十分)なので、コストゼロ!
作り方はシンプルで簡単ですから、アレンジも楽しめます。
バッグ内でカード系が迷子になる方の参考になれば嬉しいです。
もくじ
パスケース(カードケース)の基本スペック
- 出来上がりサイズ:約6.6cm×9.6cm
- 窓あり
- パスモ1枚入る
- ループつき(ストラップとかつけられる)
シンプルなつくりです。
窓には透明のシートを入れようかと考えましたが、指でスライドしてカードを取り出せるようにしたかったので、何も仕込みませんでした。
用途によっては、厚手のビニール(?)などを仕込んでもいいかと思います。
パスモのサイズが5.4cm×8.6cmなので、周囲に5mmずつの「のりしろ」をとって台紙は6.4cm×9.6cmとしています。
中に入れるカードのサイズによって、台紙のサイズも変更してください。
パスケースの材料は牛乳パック&布
作り方の前に、材料の準備について。
…といっても、家にあるものでほぼOK。サイズを決めてカットするだけです。
材料
- 台紙用の牛乳パック:1本分
- 布:4枚
- ボンドor裁ほう上手:適量
布は、もちろん好きなものを購入してもいいですが、家にあるハギレでも十分です。
首元がくたびれてきたTシャツ、シミが付いてしまって着られないブラウスなど…身近なものが使えますよ。
私は今回、娘用のバッグを作ったときのあまり布を使用しました。
なお、綿であまり厚手でないもの・裏が透けないものがおすすめ。
「裁ほう上手」は、布用のボンドです。
アイロンをかけるとすぐに乾いて接着できるので、接着剤が乾くまで待つ必要がなく、時短になります。
裁ほう上手について、使い方などは「裁ほう上手」で幼稚園グッズを簡単に手作り!に詳しく紹介しています。
今回のパスケースを作るには、スティックタイプがおすすめです。
台紙4枚をカット
台紙は3種類、4枚を牛乳パックから切り出します。
- 土台(6.4cm×9.6cm):2枚(AとB)
- 窓枠(土台中央の3.4cm×5.6cmを切り取ったもの):1枚
- U字(6.4cm×9.6cm、太さ5mm):1枚
下から、土台A、土台B、U字、窓枠の順に重ねてパスケースになります。
U字はカードの厚み分、すきまを作る目的です。
布をカット
布は3枚用意します。
土台、窓枠の台紙に合わせて、上下左右に約1.5cmずつ「のりしろ」をとってカットします。
私は、内側になる土台Bだけ柄を変えました。(紫×白のチェック)
画像の右端にある小さな布は、ループ用(4cm×2cmくらい)です。なるべく薄い布にしてください。
ループはリボンなどを使ってもいいと思います。
リボンなら厚みをあまり気にしなくてOK。
ループが必要ない場合は、その手順を省略してください。
パスケース(カードケース)の作り方
ループを作る
4cm×2cmくらいにカットした布でループ部分を作ります。
- 2cmの辺をまず半分に折り、アイロンで折目をつける。
- 真ん中の折り目に合わせて左右を折り、アイロンで折り目をつける。
- 2でつけた折り目に合わせて左右の布を折りこみ、裁ほう上手で貼りつけ。
- 1でつけた折り目に合わせて半分に折り、裁ほう上手で貼りあわせる。
- (裁ほう上手の場合、アイロンで接着)
出来上がった4cm×5mmほどの布を半分に折って、ループとして使います。
土台AとBの間に挟むので、厚みが気になる場合は土台Bのループを挟む部分を切り取ってください。
台紙のUの字と窓枠を貼りあわせる
U字と窓枠の台紙をボンドで貼りあわせます。
ボンドがなければ裁ほう上手でもOK。
ピンチではさんで固定しておきます。ピンチがない場合は、辞書など重しを乗せれば大丈夫です。
台紙に布を貼りつけ(土台A、B)
台紙の土台A、Bに布を貼り付けます。
「のりしろ」を1.5cmほどと大きめに取っているので、貼りあわせの様子を見て、余計な分は切り取ります。
ループの分、土台Bの一部を切り取っている場合、その切り取りは無視して「四角いもの」として布を貼ってください。
- 貼りつける面の全体に薄く裁ほう上手を塗る。
- 台紙と布を貼りあわせる。
- アイロンで接着。
- 四辺の布を折りこんで貼りあわせる。
- アイロンで接着
- 角の部分は、台紙の角から1mmくらいのところで布を三角に切り落とすと、キレイに収まります。
台紙のギリギリを切ると紙が出てしまうので要注意です。
1mmほど残すようにしましょう。
心配な場合はアイロンで布に折り目をつけてから切り落とすと分かりやすいかと思います。
- 「のりしろ」を折りこんでいくときには、一辺を貼ったら向かい合わせになる辺、という順番で貼っていくとキレイに仕上がります。
窓枠の台紙に布を貼り付け
基本は土台A、Bと同じように布を貼り付けます。
- 窓部分の布に切り込みを入れ「のりしろ」を残して余分な布は切り取る。
- 窓の角に合わせて、布に斜めの切り込みを入れる。
- 台紙の全体に裁ほう上手を薄く塗り、布を貼りあわせる。
- アイロンをかけて接着
- 布の「のりしろ」を台紙の裏へ折り返して貼りあわせる。
- アイロンをかけて接着
台紙を貼りあわせる
台紙を重ねてパスケースの形に仕上げます。
下から土台A、B、窓枠の順番です。
- 土台Aの裏(布で包まれていない方)の全体に薄く裁ほう上手を薄く塗り、Bの裏と貼りあわせます。ループをつける場合は、ここでループをはさみます。
- アイロンをかけてしっかり接着します。
- 窓枠の裏、周囲5mm(カードの入り口以外)に裁ほう上手を薄く塗り、土台と貼りあわせる。
- アイロンでしっかり接着。
- ピンチではさんで固定しておく。
完成
側面が気になる場合は・・・
横から見ると、画像のように三層になっているのがわかります。
間にある土台Bで違う布を使うと、違う布が見えてイヤ・・・という方もいるかも?
そういう方は、土台AとBを合体させてから、土台Aの布でまとめて包んであげると、いいかと思います。
その場合、土台Aに貼り付ける布の「のりしろ」は多めにしておいてください。
手作りだからアレンジも自由自在
今回はごくシンプルなつくりにしましたが、手帳型にしたり、ポケットをつけたりと、自分の使いやすい形にできるのが手作りの魅力。
ここで紹介している作り方なら、牛乳パックと布という加工しやすい材料だけなので、いろいろチャレンジしやすいです。
100均のアクセサリー素材などを取り入れれば、簡単かつコストも抑えてアレンジできます。
かわいいパスケースがほしいな~
市販品で気に入るデザインがないな…
そんな方はぜひ、お気に入りを作ってみてください。
今回のパスケースと同じ手法で、スマホケースも作ってみました。
手帳型スマホケースを手作りしてみたで、作り方をまとめています。
私の失敗談、失敗しないためのアドバイスもあるので、ぜひご覧ください。