子どもの服って、あっという間にサイズアウトしてしまいますよね。
赤ちゃんだとなおさらです。
息子は大きめ(約3600g)で生まれたので、産前に用意していた60~70サイズの肌着やロンパースなどは、あっという間にキツくなってしまいました。
でも、小さな服を「着られなくなったから」とすぐには捨てられないのもまた親心ではないでしょうか。
懐かしい、愛しい、そしてもったいない…
そんな気持ちがあって、私はなかなか捨てられませんでした。
そこで、とくにお気に入りだったサメのイラストがかわいいロンパースを、簡単リメイク!イラストをそのままぬいぐるみにしてみました。
ここでは、そのリメイク方法をざっと説明しておきます。
ベビー服・子供服のリメイクの参考になれば嬉しいです。
もくじ
子ども服のリメイク材料
今回のぬいぐるみリメイクで使った材料は以下のとおり。
- ぬいぐるみにする服
今回はロンパース - 針と糸
手芸用。100均でOK
糸は服の色に合わせると目立たなくていいと思います。 - マチ針
縫い合わせる布をズレないようにする。
100均でOK - 中に詰めるわた
100均で購入 - 鈴
100均。なくてもOK。
全部100均でそろいます。
なんとなくでOKです。
子供服リメイク ぬいぐるみの作り方
手順はざっくりとこんな流れです。
- 服の裏面に、縫う線を書く
- 縫う線のまわりで裁断する
- 中表にして縫う
- ひっくり返してわたを入れる
- 返し口を縫い閉じる
ひとつずつ作り方を説明していきます。
服の裏面に縫う線を書く
服を裏側にして、縫う線を書きます。
今回はサメのイラストに沿って線を書きました。
表のイラストに沿って縫いたい場合は、服の下に明かりを置いて柄を透かすとわかりやすいです。
私はスマホをメモアプリの白い画面にして、服の下に置きました。
チャコペンがベストでしょうが、表からは見えないのでボールペンなどでも大丈夫です。
縫う線の周りで裁断する
1㎝ほど縫い代をとって、縫う線の周りで裁断します。
この時、服の前身ごろと後ろ見ごろを合わせて、一緒に裁断すると楽です。
布がズレてしまわないよう、マチ針でとめておきましょう。
中表にして縫う
中表(布の表どうしを合わせて)で縫います。
ぐるっと縫っていきますが、一部(5㎝ほど)はあとで裏表をひっくり返すために縫わずにあけておいてください。
手縫いの場合、縫い方は並縫いがラク。
強度が心配な場合は、半返し縫いや本返し縫いにすると丈夫になります。
強さは、並縫い<半返し縫い<本返し縫い、だと思います。
今回は、息子(赤ちゃん)に遊んでもらいたかったので、強度を強くするために本返し縫いにしました。
飾っておくとか、そんなに振り回したりしないなら、並縫いで十分だと思います。
ひっくり返して、わたを入れる
縫わずにあけてある返し口から、ひっくり返します。
その前に、きれいに仕上げる2つのポイントがあります。
- 曲線部分に切れこみを入れる
カーブがきつい部分は、そのままひっくり返すと布が突っ張ったりモタついたりして、キレイになりません。
そこで、ひっくり返す前に縫いしろ部分に切れこみを入れます。縫い線まで切ってしまわないように要注意。 - 縫いしろを割る
縫いしろを折り返してアイロンをかけ、縫い線のあとをつけておきます。
そうすると返し口を縫い合わせるときがラクです。
切れこみを入れて縫いしろを割ったら、返し口からひっくり返していきます。
細かいすみの部分は、細い棒で内側から押し出すようにすると簡単&キレイです。
私は編み物のかぎ針を使いましたが、ペンのお尻や耳かきなど、なんでもOK。
ただし、とがったものは布を傷つけてしまうのでやめましょう。
キレイにひっくりかえせたら、わたを詰めます。
ぎゅうぎゅうにすれば硬めに、少なくすればふわふわ柔らかに。
好きな具合で調節します。
この時、鈴を入れると音が鳴るようにできます。
わたに抑えられるので音は小さめです。
*赤ちゃんに遊ばせる場合は、鈴の硬さや誤飲には注意してください。
返し口を縫いあわせる
「コの字とじ」で返し口を縫い閉じます。
これで完成!!
おつかれさまでした。
思い出を増やせる、特別なリメイク
出来上がったぬいぐるみは、一度洗濯してから息子に渡しました。
息子はご機嫌で、抱きしめるように抱えたりしゃぶってみたりと、楽しんでくれているようです。
あっという間にサイズアウトしてしまったロンパースが、こうしてまだ息子のそばで思い出を作っていけるというのは嬉しいですね。