ここでは、不器用さんでも手縫いでもかわいく作れる、ガーゼマスクの簡単な作り方を紹介しています。
本記事で作り方を紹介するマスク
- まっすぐ直線2ヶ所を縫うだけ
- 手縫いでも簡単OK
- 縫い目を隠すので、不器用さんにも安心
- 仕上がりサイズの変更も自由自在
マスクの作り方はいろいろな種類がありますが、その中でもかなり簡単な作り方です。
さらに縫い目を隠す私なりのアレンジ(というほどでもない)もあり。
私の失敗を踏まえて、改善したレシピになっています。
「子ども用」と銘打っていますが、サイズは自由に変更できる作り方なので、大人用もOKです。
作ったマスクを安心して使うために、「マスクを衛生的に使う洗濯方法・消毒方法は?」もチェックしてください。
2ヶ所縫う場所は、もしかしたら「裁ほう上手」でくっつけられるかもしれません。(試したことは無いです)
ダブルガーゼは生地が2枚になっているので貼りつけにくいと思います。
2枚を貼り付けながら作業を行うか、シングルガーゼや綿系の生地を使うといいでしょう。
もくじ
子ども用手作りマスクの材料
材料は以下のもの。「裁ほう上手」以外は100均でそろえられます。
- ダブルガーゼ生地(サイズは下記参照)
- マスク用ゴム
- 装飾用リボン
- 裁ほう上手(布用ボンド)
ガーゼ生地
布は、マスクの定番であるダブルガーゼを使用しています。
私は娘が赤ちゃんのころに数回使用した大判のガーゼケットをリメイクしました。
100均にもガーゼのハギレなどがありますが、Amazonや楽天ならサイズや柄もいろいろ選べます。
ガーゼ素材の手ぬぐいなんかも、かわいい柄が多いですね。
マスク用ゴム
柔らかくて耳が痛くならないゴム。
100均にも売っていますが、無ければヘアゴムや帽子用のゴムなどでも代用可能です。
装飾用のリボン
縫い目を隠すのに使います。
太さは5mm~1cmくらいがいいです。
裁ほう上手(布用ボンド)
リボンを装飾するときに使います。
私は「裁ほう上手」を愛用していますが、100均などに売っている布用ボンドでも代用できると思います。
裁ほう上手の商品説明・使い方は「裁ほう上手」で幼稚園グッズを簡単に手作り!初心者でも大丈夫で詳しくまとめています。
手づくりガーゼマスクの作り方
ダブルガーゼ生地を裁断する
裁断サイズの出し方
- 縦:「できあがりサイズの縦」×2+1cm
- 横:「できあがりサイズの横」×3
今回、できあがりサイズは縦8cm×横12.5cmで作りました。
その場合、裁断サイズは「縦17cm×横37.5cm」になります。
上の計算で作れるので、ほしいマスクのサイズに合わせて変えてください。
ネットで検索して出てくる同様のレシピでは、縦は「できあがりサイズの2倍」となっているものがほとんどです。
私も最初、2倍で作りました。
しかし、ゴムを通す段階でてこずった・仕上がりがイマイチだった、という2点を改善するために「2倍+1cm」としています。
それにともなって作り方も一部を変更しました。
裁断前に水通しをすると縮みにくい
ガーゼ生地は縮みやすいです。
買ってきたものをそのまま使うと、洗濯したときに縮んでゆがんでしまうことがあります。
縮みを防ぐためには、水通しをするといいです。
水通しの仕方
- ガーゼを水につけて2~30分放置
- 水が滴らない程度に絞る
- 生地を広げて干す
- 生乾きの状態で、布の目地をそろえながらアイロンをかける
布が大きい場合は洗濯機を使ってもOKです。
面倒な場合は1度洗濯機で洗ってから、スチームアイロンで目地を整えるだけでもOK(だと思います)
私はズボラ&たいした物は作らないので、適当です。
布をたたんで縦サイズを整える
布を折りこんで、出来上がりの縦サイズに整えます。
折り線はアイロンをかけると作業が進めやすいです。
- 布の下辺を1cmの部分で折ります。
- 1の状態で半分に折ります。
- 最初に折った1cmの方が上になるようにして、布の断面が端に出ないようにします。
画像だと、向かって右側が少しゆがんでいます。
まぁ、高さが仕上がりサイズになっていればOKです。
三つ折にして横幅を整える
横幅はマスクの3倍の長さになっているので、ただ三つ折にすればOKです。
上になる側のすみ(画像のは③のとこ)を1cmほど折り返して、布の端を隠します。
折り目にアイロンをかけると、作業しやすいです。
両側を縦に縫う
まず、①の端から1cmくらいのあたりを縫います。
次に反対側も同じように縫います。
ゴムを通したり、ゴムの結び目をガーゼの中に隠したりするので、余裕のある位置を縫います。
だいたい1cmあれば大丈夫。
左右の幅をそろえると仕上がりがきれいです。
ミシンはもちろん、手縫いでもOK
縫うのは、左右の2ヶ所だけです。
長さも子ども用なら8cmほど。
ミシンならササっとすぐに終わってしまいます。
私はミシンを持っていないので手縫いにしましたが、だいたい15分もあれば両側を縫えました。
今回の縫い方は半返し縫いをしています。
縫い方による丈夫さは、並縫い>半返し縫い>本返し縫い です。
おそらく並縫いでも大丈夫だと思いますが、耐久性が心配な場合は半返し縫いか本返し縫いにしておくと安心でしょう。
どの縫い方にしても、布が重なって分厚くなっているので気をつけてゆっくり針を運んでください。
上の画像を見ていただくと分かるとおり、私の裁縫のウデは・・・
しかし、このレシピでは縫い目を隠してしまうので、多少乱れていても大丈夫です!
ゴムを通す
ガーゼを折ってできた「輪」のところにゴムを通します。
マスク用ゴムはゴム通しが付属されているものが多いです。
ゴム通しがない場合は、安全ピンなどで代用すれば大丈夫。
ゴムを結んで輪にしたら、結び目はガーゼの中に隠します。
キレイに縫えている場合は、ここまでで完成!としてもOKです。
縫い目を隠すひと工夫
私は手縫い&不器用なので、写真のとおり縫い目がガタガタです。
裏はとくにひどいですね。
これをごまかすために使うのが、リボンです。
今回は手持ちにあった、生成りのレースリボンを貼り付けて縫い目を隠すことにしました。
(リボンは100均で購入)
- 縦8cmのマスクなら18cmくらいのリボンを2本用意します。
- 裏側の端から、裁ほう上手を塗ってリボンを貼っていきます。
- 最後に、1~2cmほど重ねて張り合わせます。
- アイロンをかけてしっかり止めます。
完成
これで完成です。
娘にはちょっと地味だったようで「もっとかわいくしたい!」と言われてしまいました・・・
私はあまり派手なのが好きではないので、これくらいがいいのですが。
ガーゼやリボンの色柄を変えればもっと子どもウケがよくなると思います。
一応、娘は喜んでくれ「ありがとう!」と言ってくれました。
幼稚園だけでなく買い物などで出かけるときにも「マスクする~」と言って着けてくれるので、気に入ってはいるようです。
何より、マスクを着けたがるようになったので手作りした甲斐があったというものです。
私の失敗談
上にも書きましたが、私は最初「縦はマスクの2倍」で作りました。
その場合、布の真ん中にあわせて上辺と下辺を織り込みます。
真ん中の線に、上辺と下辺を合わせます。
こういう感じ。
このとき、しっかり真ん中で合わさっていなかったので、マスクの真ん中に生地が薄い部分ができてしまいました。
布が重なっていない分、そこだけ色が違ってしまったのです。
マスク中央、うっすらと灰色の線が見えます。
これが布の隙間。
「気になるかな・・・まぁいいか・・・」と思いつつ作業して完成しましたが、やはり気になりますね。
また、ゴムを通すときにこの隙間にゴム通しが入り込んでしまい、なかなか向こう側に貫通させられませんでした。
手間取って時間がかかってしまったので、この点でも隙間はない方がいいと思います。
この失敗から、裁断サイズを「マスクの縦幅×2+1cm」としてみました。
手作りマスクで毎日楽しく、元気に
マスクをしていれば絶対に風邪をひかない!というわけではありませんが、予防は大切ですね。
ママやパパの手作りマスクをきっかけに、子どもの予防意識も高まるかもしれません。
毎日使うことを考えると、洗いがえ用に4~5枚作っておくと安心です。
今回、私は白いガーゼを使いましたが、柄物のかわいいガーゼ生地もたくさんあります。
子どもの気に入る柄や飾りで作ってあげると喜んでくれるでしょう。
元気に毎日を暮らすお守り代わりに手作りマスク、おすすめです。