前から気になっていた淡水魚水族館「蓼科アミューズメント水族館」に行ってきました。
多くの水族館とは違うベクトルにある、独特の水族館。
私たち家族は気に入りましたが、かなり好みが分かれる施設かなと思います。
一般的な水族館のイメージで遊びに行くと後悔する方もいるかも・・・(入館料がそこそこ高いですしね)
そんなわけで、私のレポートを参考にしていただけると幸いです。
こんな方におすすめ
- 魚がすき
- 独特の雰囲気を楽しめる
- スタッフさんの人間味を感じたい
- ペットが魚好き
もくじ
蓼科アミューズメント水族館の営業情報
蓼科アミューズメント水族館は、八ヶ岳に連なる「北横岳」にある淡水魚メインの水族館です。
標高1,750mというところにあり、世界で一番高い場所にある水族館だそうです。
長らく休業していたり運営会社が変わったり・・・と紆余曲折あった施設で、個人的には「ちょっと寂れた昭和の遺物」イメージを持っています。
アクセス・駐車場
諏訪ICから車で40分くらい。
佐久ICから車で60分くらい。
駐車場は無料です。
営業時間
- 夏季 9:00~18:00
- 他 9:30~17:00(土日祝は17:30)
雪の状況のより開館が遅れることがあるそうです。
入館料・割引方法
大人(中学生以上) | 小学生 | 3歳~ | ペット |
1,470円 | 840円 | 420円 | 300円 |
2歳以下は無料です。
水族館エリアはペット同伴OK。併設のドッグラン(冬季閉鎖)の利用には別途500円(1頭)がかかります。
割引方法
- 公式HPの割引画面を印刷して持参/スマホで画面を提示
大人(中学生以上) | 小学生 | 3歳~ | ペット |
1,350円 | 780円 | 380円 | 200円 |
このページを印刷・スマホ画面で提示すると割引が受けられます。
- JTBチケットを購入(コンビニ/電子チケット)
大人(中学生以上) | 小学生 | 3歳~ | ペット |
1,350円 | 780円 | 380円 | ー |
- 周辺スキー場のリフト券を持参(2019年3月15日まで)
ピラタス蓼科スノーリゾート:30%OFF
蓼科・白樺近隣スキー場:20%OFF
*当日、前日の日付のもの、リフト券1枚につき1名割引
詳しくは公式サイト冬の特別割引ページをご覧ください。
他にも、いのしし・豚は無料などのキャンペーンもあります。
蓼科アミューズメント水族館内部レポート
蓼科アミューズメント水族館の展示方針について
チケットを購入して展示スペースへ進むと、まず最初にここの展示方針が示されています。
- シンプルな水槽で展示する(生息環境展示を行わない)のは、お客さんに魚が見えやすいように。また、病気の予防などのため。
- 生息地ごとの展示を行わないのは、魚それぞれの性質やサイズにあわせた飼育をするため。
一見すると地味な水槽で他の水族館に比べると華がないようですが、魚やお客さんのことを考えてのことなんですね。
水族館ごとにいろいろな考えがあっての運営や飼育だと思いますが、こうして説明してくれるのはいいな、と感じました。
水槽はシンプル、装飾がバブリー
館内は、一般的な水族館とは違う雰囲気。
バブリー?昭和レトロ?な空間です。
言葉では表しがたいので、写真をどうぞ。
私たちが行ったときは、他に3,4組の家族がいました。
しかし皆さん早々に帰ってしまったので、ほとんど貸切でした。
冬は、たぶんいつ行っても閑散としていると思います。
小さい子連れだと周りに気兼ねなく見てまわれるのが嬉しいかも。
解説の密度が高め
「生息環境展示(自然の環境を再現した展示)を行わない」という方針に沿って、水槽内はいたってシンプルです。
ほとんど淡水魚のみということで、展示数に物足りなさを感じる方が多いかもしれません。
しかし私と夫はかなり気に入りました。
大きな理由としては、各生物の解説が充実していること。
多くの水族館には、展示している生物の名前や生息地などが書かれたプレートを用意しています。
蓼科アミューズメント水族館でももちろんそうなのですが、そこに生態がひと言ふた言、書いてあるのです。
内容は魚によっていろいろですが、食べるものや習性、性格などが知れます。
思わず「へぇ~」と言ってしまうものもあって、ひとつずつ読むとなかなか面白いです。
あと、ちょっとしたパネルが「クスっ」とするというか、手作り感とかスタッフさんの人間味みたいなものが感じられて、楽しめました。
頑張って撮影しましたが、ブレないものはありませんでした。
尻尾の付け根、くびれの部分に「ねずみ」マークがあるんです。
ディズニーの「二モ」と「ドリー」みたいですが、蓼科アミューズメント水族館の「二宮くん(ニノ)」と「新堀くん(ボリー)」です。
執拗なディズニー避け。
最大のウリはピラルク
蓼科アミューズメント水族館を代表する展示はピラルクです。
この水槽が館内で一番大きなものです。蓼科アミューズメント水族館の規模がお分かりいただけるかと思います。
ここでは日に1度、スタッフによるピラルクのエサやりが見られます。
上の写真はその様子・・・なんですが、とても暗い場所で全然キレイに撮れませんでした・・・
すごい大きな音を立ててエサを吸い込む様子はかなり迫力があります。
水しぶきで濡れることがあるので要注意。
スタッフさんがかなり熱心にピラルクについて語り、質問も受け付けてくれます。
ピラルクの迫力とともに、スタッフさんの魚愛を感じました。
コイやカメにエサやり
館内には2箇所、コイの水槽(池?)があり、エサやりができます。
また、カメ(ミシシッピアカミミガメ)にもエサをあげられます。
室温が低いからか、コイもカメも他の施設よりスローリーで全体的におっとりしていました。
冬は寒いので防寒を
冬は「外が寒いから屋内施設でしのごう」と考えて水族館に向かう方もいるかもしれません。
しかし蓼科アミューズメント水族館は寒いです。
風がないので外よりはマシですが、吐く息が白くなる程度には寒いので防寒はしっかりしていきましょう。
展示エリアに1ヶ所ストーブがあるほか、ピンクのお城の中は暖かいエリアです。
そこで暖を取りつつ見学してください。
館内設備(トイレ、授乳室、休憩室)
魚の展示は1階だけ。
2階にはトイレ、休憩&ギャラリースペース、授乳室があります。
休憩&ギャラリースペースはストーブがあり、飲食OKです。
他、1階にロッカーがありました。(サイズ小、1回200円)
売店
入り口そばには売店があります。
目を引くのは大きなピラルクのぬいぐるみ。
特大サイズの「ジャンボピラルク」を購入すると、本物のピラルクのうろこがもらえるそうです。
淡水魚水族館なのにチンアナゴがいっぱいあって、そういう適当感もキライじゃないです。
魚好き・B級スポット好きにはおすすめ
万人に「おすすめだよ!」と言える施設ではありません。
正直、この展示ボリュームでこの価格は・・・と感じる方も多いでしょう。
しかし我が家では好評でした。
- 魚が好き
- 独特の雰囲気を楽しめる
- スタッフさんの人間味を感じたい
- ペットが魚好き
そんな方には「一度行ってごらんよ」と言いたいです。
小さな子がいる方は、ピラタス蓼科スノーリゾートのキッズゲレンデと組み合わせて遊ぶのがおすすめです。