冬になると空気の乾燥で、ノドが痛んだり、風邪をひきやすくなったりしますよね。
とくに幼稚園・保育園では、まだ病気にかかりやすい幼児たちのあいだで、風邪が爆発的に流行することも珍しくありません。
娘が通う園では、感染症が流行りだすと「マスク警報」が出て、園児はマスク必須となります。
昨年(娘は年少)は市販のマスクを使い捨てていたのですが、それだと毎日名前を書くのが地味に面倒でした。
しかも娘は「マスクいやー」と着けなかったり、どこかへ置いてきたり・・・
今年はどうしようか、と考えていたところに娘から「マスク作って~」のおねだりがきました。
クラスの子がママ手作りのマスクをしていて、自分も「特別」のマスクがほしいとのこと。
娘はヘアゴムやマフラーなど私の手作り品を大事にしてくれるので、手縫いすることにしました。
本記事で作り方を紹介するマスク
- 縫うのは直線2ヶ所だけ
- 手縫いでもOK
- 縫い目を隠すので、不器用さんにおすすめ
- 仕上がりサイズの変更が簡単
マスクの作り方はいろいろな種類がありますが、その中でも1番簡単なレシピを選びました。
さらに縫い目を隠す私なりのアレンジ(というほどでもない)もあり。
私の失敗を踏まえて、改善したレシピになっています。
子どもが気に入る手作りマスクで、冬の風邪を乗り切りましょう!
もくじ
子ども用手作りマスクの作り方
材料
材料は以下のもの。「裁ほう上手」以外は100均でそろえられます。
- ダブルガーゼ生地(サイズは下記参照)
- マスク用ゴム
- 装飾用リボン
- 裁ほう上手(布用ボンド)
布は、マスクの定番であるダブルガーゼを使用しています。
私は娘が赤ちゃんのころに数回使用した大判のガーゼケットをリメイクしました。
裁ほう上手の商品説明・使い方は「裁ほう上手」で幼稚園グッズを簡単に手作り!初心者でも大丈夫で詳しくまとめています。

ダブルガーゼ生地を裁断する
今回、できあがりサイズは縦8cm横12.5cmとしています。
裁断サイズは、縦17cm横37.5cmで作りました。

裁断サイズの出し方
縦:「できあがりサイズの縦」×2+1cm
横:「できあがりサイズの横」×3cm
上の計算で作れるので、ほしいマスクのサイズに合わせて変えてください。
ネットで検索して出てくる同様のレシピでは、縦は「できあがりサイズの2倍」となっているものがほとんどです。
私も最初、2倍で作りました。
しかし、ゴムを通す段階でてこずった・仕上がりがイマイチだった、という2点を改善するために「2倍+1cm」としています。
また、作り方も一部を変更しました。
裁断前に水通しをすると縮みにくい
ガーゼ生地は縮みやすいです。
買ってきたものをそのまま使うと、洗濯したときに縮んでゆがんでしまいます。
縮みを防ぐためには、水通しをしましょう。
- ガーゼを水につけて2~30分放置
- 水が滴らない程度に絞る
- 生地を広げて干す
- 生乾きの状態で、布の目地をそろえながらアイロンをかける
布が大きい場合は洗濯機を使ってもOKです。
面倒な場合は1度洗濯機で洗ってから、スチームアイロンで目地を整えるだけでもOK(だと思います)
私はズボラ&たいした物は作らないので、適当です。
縦幅を整える
布を織り込んで、出来上がりの幅に整えます。
折った後はアイロンをかけると作業が進めやすいです。
- 布の下辺を1cmの部分で折ります。
- 1の状態で半分に折ります。
- 最初に折った1cmの方を上にして、布の断面が出ないようにします。

画像だと、向かって右側が少しゆがんでいます。
まぁ、高さが仕上がりサイズになっていればOKです。
三つ折にして横幅を整える
次に、横幅をマスクの形に整えます。
横幅はマスクの3倍の長さになっているので、ただ三つ折にすればOKです。
上になる側のすみを1cmほど折り返して、布の端を隠します。


両側を縦に縫う
まず、1cm折り返している方のはじを縫います。
次に反対側も同じように縫います。


ゴムを通したり、ゴムの結び目をガーゼの中に隠したりするので、余裕のある位置を縫います。
だいたい1cmあれば大丈夫。
左右の幅をそろえると仕上がりがきれいです。
ミシンはもちろん、手縫いでもOK
縫うのは、左右の2ヶ所だけです。
長さも子ども用なら8cmほど。
ミシンならササっとすぐに終わってしまいます。
私はミシンを持っていないので手縫いにしましたが、だいたい15分もあれば両側を縫えました。
今回の縫い方は半返し縫いをしています。
縫い方による丈夫さは、並縫い>半返し縫い>本返し縫い です。
おそらく並縫いでも大丈夫だと思いますが、耐久性が心配な場合は半返し縫いか本返し縫いにしておくと安心でしょう。
どの縫い方にしても、布が重なって分厚くなっているので気をつけてゆっくり針を運んでください。
上の画像を見ていただくと分かるとおり、私の裁縫のウデは・・・
しかし、このレシピでは縫い目を隠してしまうので、多少乱れていても大丈夫です!
ゴムを通す
ガーゼを折ってできた「輪」のところにゴムを通します。

100均のマスク用ゴムはゴム通しが付属されているものがあります。
ゴム通しがない場合は、安全ピンなどで代用も可能です。
ゴムを結んで輪にしたら、結び目はガーゼの中に隠します。
キレイに縫えている場合は、ここまでで完成!としてもOKです。
縫い目を隠すひと工夫

私は手縫い&不器用なので、写真のとおり縫い目がガタガタです。
裏はとくにひどいですね。
これをごまかすために使うのが、リボンです。
今回は手持ちにあった、生成りのレースリボンを貼り付けて縫い目を隠すことにしました。
(リボンは100均で購入)


- 縦8cmのマスクなら18cmくらいのリボンを2本用意します。
- 裏側の端から、裁ほう上手を塗ってリボンを貼っていきます。
- 最後に、1~2cmほど重ねて張り合わせます。
- アイロンをかけてしっかり止めます。
完成
これで完成です。
娘にはちょっと地味だったようで「もっとかわいくしたい!」と言われてしまいました・・・
私はあまり派手なのが好きではないので、これくらいがいいのですが。
ガーゼやリボンの色柄を変えればもっと子どもウケがよくなると思います。
一応、娘は喜んでくれ「ありがとう!」と言ってくれました。
幼稚園だけでなく買い物などで出かけるときにも「マスクする~」と言って着けてくれるので、気に入ってはいるようです。
何より、マスクを着けたがるようになったので手作りした甲斐があったというものです。
私の失敗談
上にも書きましたが、私は最初「縦はマスクの2倍」で作りました。
その場合、布の真ん中にあわせて上辺と下辺を織り込みます。

真ん中の線に、上辺と下辺を合わせます。

こういう感じ。
このとき、しっかり真ん中で合わさっていなかったので、マスクの真ん中に生地が薄い部分ができてしまいました。
布が重なっていない分、そこだけ色が違ってしまったのです。

マスク中央、うっすらと灰色の線が見えます。
これが布の隙間。
「気になるかな・・・まぁいいか・・・」と思いつつ作業して完成しましたが、やはり気になりますね。
また、ゴムを通すときにこの隙間にゴム通しが入り込んでしまい、なかなか向こう側に貫通させられませんでした。
手間取って時間がかかってしまったので、この点でも隙間はない方がいいと思います。
この失敗から、裁断サイズを「マスクの縦幅×2+1cm」としてみました。
手作りマスクで毎日楽しく、元気に

マスクをしていれば絶対に風邪をひかない!というわけではありませんが、予防は大切ですね。
ママやパパの手作りマスクをきっかけに、子どもの予防意識も高まるかもしれません。
幼稚園では毎日使うようになるので、洗いがえ用に4~5枚作っておくと安心です。
今回、私は白いガーゼを使いましたが、柄物のかわいいガーゼ生地もたくさんあります。
子どもの気に入る柄や飾りで作ってあげると喜んでくれるでしょう。
元気に冬を過ごすお守り代わりに手作りマスク、おすすめです。